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ペットやプランツを日々の生活にプラスして生まれる「ゆたかなくらし」。
そんなすてきなライフスタイルを実践する人やお店を追ったフォトローグが、この連載〈YUTAKA+〉(ゆたかプラス)です。
連載4回目は、福岡を中心に活躍するDJ、TOGGYさんのサロン兼スタジオをフィーチャー。
茶道から生まれた自然への思いを聞きました。
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「若いころは洋楽がすべてで、20代でバンドを辞めたあと、オーストラリアに渡って1年間シドニーに住んでいたんです。でも、現地の人に日本について聞かれたとき、自分の国のことをなにも知らないと気づかされて。それが茶道を始めたきっかけですね」。
TOGGYさんとお茶。
こう書くと異質に聞こえるかもしれませんが、スタイリッシュなサロンと廊下でひと続きになった茶室と同じく、そのふたつは実に自然に、継ぎ目なくつながっていたのです。
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茶室につながる廊下の水屋にずらりと並んだ茶器。床の間に飾る花器や茶道具も、茶室の近くに置かれていました。
畳の香りと温かみのある茶系の内装が心を和ませるこの空間は、黒が基調となったクールな洋室とはまさに対照的なつくりだといえます。ですが、なぜか違和感がありません。
TOGGYさんという主を介していること、そしてそのどちらにも、季節を感じさせるプランツが置かれていることがその理由でしょうか。
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もう25年、お茶を続けているというTOGGYさん。
慣れない取材陣に基本を教えながらお茶を点てるその手さばきはよどみなく、たたずまいは凛として、普段のTOGGYさんとはまた違う“かっこよさ”がありました。
「日本文化を学ぼうとしたときにお茶を選んだのは、茶道を学ぶには、ほかのいろいろな文化をトータルに知らなければならなかったからです。
書や掛け軸、器、そして花も」。
この日も、季節感を巧みに織り込んだ茶室のしつらえに、TOGGYさんの造詣の深さがうかがえました。
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茶道を学ぶうちに、四季のうつろいや季節の花々に目をとめるようになったというTOGGYさん。
日本ならではのその感覚が、TOGGYさんのセンスを通して、モダンな黒のグラスハウス全体に活かされているのだと、お話を聞いて改めて気づかされました。
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BIOGRAPHY
TOGGY
波乱万丈の人生経験・元ミュージシャンの感性、モテ声トークを武器に様々なメディアでLifeStyleを発信し続ける「イタリア系九州男児」
多彩な経歴や経験に裏打ちされたトークで、幅広い世代を魅了している。
≪おもな番組≫
など詳しくはこちらから↓
http://www.toggy.com/
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