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Vol.3(第1話):ふらのなおちゃん

Vol.3(第1話):ふらのなおちゃん

ペットやプランツを日々の生活にプラスして生まれる「ゆたかなくらし」そんなすてきなライフスタイルを実践する人やお店を追ったフォトローグが、この連載〈YUTAKA+〉(ゆたかプラス)です。

3回目の今回は福岡市中央区平尾にある知る人ぞ知るカフェ、珈琲ふらにお邪魔し、店主の平野さんに、看板猫のなおちゃんのお話を聞いてきました。 その空間に入っただけで、時の流れが少しゆっくりになったような気がする場所。
福岡市中央区平尾にあるカフェ、珈琲ふらは、まさにそんな場所です。

糸島在住の作家、村上孝仁さんによるシンプルで素朴な内装に木洩れ日が美しい影を落とす中で、のんびりと飲むコーヒー。

そんな時間をさらにじんわりとさせてくれるのが、店内で気ままにくつろぐ看板猫なおちゃんです。  「なおこは子猫のとき、お母さんと一緒にふらにやってきたんです」と、店主の平野さんが教えてくれました。
「いつもお母さんについて回っていたんですが、そのうちお母さんがいなくなってしまって」
以来、なおちゃんはふらの猫になったのです。

ふらが開店したのは17年前。
なおちゃんがやってきたのは11年ほど前。

なおちゃんとふらは、とても長い時間を一緒に刻んできました。 お客さんが来ると、平野さんはなおちゃんの水をコップに注いで、テーブルに出してあげるのだと言います。

「そうするとちゃんと飲むんです。そうするのが好きみたいで」

猫好きにはたまらない、すてきな演出。
猫が苦手なお客さんが来たときは、なおちゃんは大人しく外で遊ぶのだとか。   ただ、もうすっかり“猫がいるカフェ”として知られているふらには、なおちゃん目当てでやって来るお客さんが多いのも事実。
近所の小学生も「なおちゃーん!」と声をかけに来てくれます。

心からくつろげる空間、おいしいコーヒーとケーキ、そしてそんな至福の時間に自然にとけ込む平野さんとなおちゃん。

そのすべてが混じりあったふらだから、何度も足を運びたくなるのでしょう。     SHOP INFO.
ふら
福岡市中央区平尾2-17-21
TEL. 092-522-8525
OPENING HOURS 11:30PM – 7:00PM
水曜定休  

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