Vol.2(第1話):3匹の猫
ペットやプランツを日々の生活にプラスして生まれる「ゆたかなくらし」。
そんなすてきなライフスタイルを実践する人やお店を追ったフォトローグが、
この連載 YUTAKA+ (ゆたかプラス)です。
2回目となる今回は、
福岡・白金で割烹 『白金にし田』 を営む西田さんご夫妻に、
一緒に暮らす大切な3匹の猫についてお話をうかがいました。
ご夫婦で暮らす西田さんを日々いやしてくれるのは、
自宅で飼っている3匹の猫、ジュリ、ココア、コタロウです。
いちばん年配のジュリはなんと18歳。
奥さまが1人暮らしを始めたときに飼いはじめたのだとか。
「友だちの家に子猫が生まれたというので、譲ってもらったんです」と奥さま。
まだまだ元気というジュリは、人が来ると隠れてしまうというお気に入りの押し入れに、この日も入ってくつろいでいました。
2匹目のココアを迎えたのは、1年ほど前。彼女は保護猫だったといいます。
「ジュリに友だちができたらいいなと思って里親募集に応募したんですけど、かなりの数の応募があったらしいです」。
その話を聞いても納得できるほど、きれいな毛色をしたココア。
取材中は人が多くてあまり姿をみせてくれなかったけれど、実際はもっとアクティブなのだと奥さまは言います。
そして3匹目のコタロウ。唯一のオス猫である彼は、迷子になって鳴いているところを奥さまに保護されました。
取材日からたった1ヵ月ほど前のことです。
いちどは里親を募集したコタロウですが、だんなさまのたっての願いもあり、西田家で迎えることに。
食いしん坊でやんちゃなコタロウは、一家のアイドルになりました。
もちろん3匹を同時に飼うというのは、並大抵ではありません。
それでも猫がいるおかげで夫婦の会話も広がったと奥さまは言います。
「ふたりとも仕事をしているので、それまでは仕事の話が中心。でも猫がいるおかげで、この子たちにまつわるいろいろな話をするようになったんです。夫婦喧嘩をすると、不穏な空気を察してこの子たちまで緊張するので(笑)、私たちのほうが気をつけるようになりました」。
まさに“猫はかすがい”。
割烹を営むだんなさまと、美容系の会社を経営する奥さま。
そのハードな毎日をしばし和ませるのが、この3匹の存在なのかもしれません。
SHOP INFO.
白金にし田
福岡市中央区白金2-11-30
TEL. 092-522-8525
OPENING HOURS 12:00PM – 2:30PM, 6:00PM –11:00PM
日曜定休
http://www.fukuoka-nishida.com/
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